10/27 Sat. 聖書公開講座(2018)第5回のお知らせ

聖書公開講座

❖旧約書『詩編』を読む②

 半原教会は2017年度「半原カルチャーセンター」を開設しました。2018年度は引き続き、旧約書「詩編」の「ほめ歌」を取り上げます。旧約書の「詩編」に関心があり、基本を学びたいと思っておられた方は是非ご参加ください。豊かな学びとなることをお約束いたします。
◎開催日:2018年6月~2019年3月迄、毎月第2・4土曜日 午前10時30分~11時30分

第6回:10月27日(土)午前10時30分~

今回取り上げますのは,詩編第139篇です.「叙述的ほめ歌」の構成要素である、(イ)神の大いなること(創造の主)と、(ロ)神の慈しみ(歴史の主)のどちらか一つの要素が拡大され、詩篇全体を占めてしまう場合があります。これを「分極化」と呼びます。「個人の嘆きの歌」の構成要素の一つである「★信頼の告白」から生まれた「信頼の歌」と同じように、分極化した「叙述的ほめ歌」には、数多く珠玉の詩があります。
 その一つが第139篇です。この詩篇は(イ)神の大いなること(創造の主)、それも「私・この自分」を創造された主の全知・遍在・創造を歌います。
全知:わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに/主よ、あなたはすべてを知っておられる。
遍在:天に登ろうとも、あなたはそこにいまし/陰府に身を横たえようとも/見よ、あなたはそこにいます。曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうとも、あなたはそこにもいます。
創造:わたしは恐ろしい力によって/驚くべきものに造り上げられている。御業がどんなに驚くべきものか/わたしの魂はよく知っている。
 詩編第150篇の中でも、異彩を放つ詩篇です。ご一緒に味わいたいと思います。

テキストがありますので,途中参加も可能です.参加をお待ちします.なお,参加者にはテキストが無料で配布されます.

◎講 師:澤田 隆(半原教会牧師,神学修士,旧約神学専攻)
◎2017年度のテキスト『スイングせよ,わが魂よ』(半原ブックス1,A5版 110頁)
◎2018年度のテキスト『虫の眼,鳥の目でほめ歌う』(半原ブックス2,A5版 106頁)

半原ブックス1    半原ブックス2

 サポート会員で『スイングせよ,わが魂よ』『虫の眼,鳥の目でほめ歌う』の購読を希望される方は、お名前、会員番号、冊数をメールでお知らせください。1冊500円(送料込み)、赤色振込用紙を同封します。
hanbarachurch@gmail.com

◎定 員:10名(5月1日~、参加申込受付開始)
◎参加費:1回 300円(ワンドリンク付)
◎教  室:日本キリスト教団 半原教会 046(281)0673
愛川町半原4457 ラビンプラザ隣・半原交番の向かい


 詩編150篇の中で一番数が多いのが「嘆きの歌」で、次が「ほめ歌」です。今回はその「ほめ歌」を取り上げます。ドイツの旧約学者クラウス・ヴェスタマンは『詩編における神へのほめたたえ』の中で、神をほめたたえる仕方には二通りあるとしました。一つは「叙述的ほめたたえ」であり、もう一つは「報告的ほめたたえ」です。前者は神の御業を「叙述する」ことによって、神をほめたたえます。それに対して、後者の「報告的ほめたたえ」は、詩人の生活・人生への神の一回的な介入を「報告する」仕方で、神をほめたたえます。
 「叙述的」とか「報告的」とか、用語は堅く、少しとっつき難いかもしれませんが、主日礼拝で告白する「使徒信条」が「叙述的ほめ歌」に属し、感謝の祈り、たとえば「食前の祈り」「病後の祈り」が「報告的ほめ歌」に属します。
 具体的な学びの進め方としては「個人の嘆きの歌」の学びと同じように、まず「ほめ歌」を構成する要素について学びます。基本形(形態)を習得しようというわけです。そして実際に、数編のほめ歌を基本形と比較し、基本形とのズレを明らかにしながら、ご一緒に読んでいきたいと思います。ここでも、基本形とのズレにその詩の個性があると考えます。(テキスト『虫の眼、鳥の目で』から抜粋)